店長日記
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ウッドショックと木材店(2021/6月 )ナノナノファクトリー
- 2021.06.08.
最近では、やっとローカルニュースでも取り扱われ出したウッドショック。騒がれだしたのは4月。あれから2ヶ月、木材店ではどのような日常をおくっていたのでしょうか?気になる方へ発信していこうと思います。6月編
2021/6の木材市場の現状
板ものの入荷が極端に減りだす
当初は外部板(SDの台頭で使用頻度減)や野地板用(本瓦の代わりに軽いコロニアルが台頭)の2000*12*105、2000*12*120の入荷量が少なかったのですが、徐々にSD胴縁3000*18*45、3000*18*90も入荷が遅れだしました。その前に15mmが先でしたね。これには情報が届くのが遅すぎたSD工事業者さんは大慌てだったようです。うちにも数件問い合わせがありました(なんとか確保させていただきました)※どの市場や木材商社も前年度の買い上げの割合で割り当てを決定しているようです。最悪なのはここにきて「貫」の入荷が遅れてきたことです。4000*15*90、4000*15*105。これは主に「小屋筋交い」「やり方貫」という部所に使用されます。一件あたりに地味に30本ほど使用されます。この貫に関しても価格が4割ほど上がっています。
KD間柱関連
間柱におきましては4月の時点で入荷が少なかったですね。特に45*105が壊滅状態。これには手配に今でも四苦八苦してます。入荷しても1山とかです。5月末に5山ほど入荷してましたが、全て放出してしましました。代替え案で「芯込み」でのオーダーも入れてますが、何せ絶対量が薄い。なんとか凌いでいる感じです。もちろん、30*105の入荷量も少ないです。
KD野縁関連
こちらで野縁といえば、30*45、45*45です。確保はできているのですが、5月末より入荷のタイミングが遅れてきてます。価格は言い値です。最安値より40%近く上昇。まだ上がる見込み。
KD柱関連
柱の入荷はほぼほぼ無し。入荷しても僅か数山ですので競りで異次元区間へと誘われます。今回の競りでは大台を超えたと聞きます。
ウッドショックといえばウッドチャンスと言い換える者も現れる。いろんな思惑も勘ぐるとキリがない。今回の騒動で「当たり前」のことが当たり前でないことが周知の事実となりました。この騒動が良いキッカケだったと思えるよう乗り切っていこうと思います。慌てず騒がず落ち着いて行動していこう!!ウッドショッカーたちを打ちのめせww
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