店長日記
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ウッドショック2021 (7〜9月の木材店的近況報告)
- 2021.09.10.
今年の一大ニュースというか歴史に残るであろう事件「ウッドショック」のその後9月初旬
ウッドショックの影響」どうなった
この業界で近年稀にみる大事件のウッドショック。木材店の私の見解を記したいと思います。見解といっても実際にリアルに見聞きしたこととなります。
- 7月、8月の福岡の住宅建築はどうなってたの?
- 木材の入荷状況は?
- ある品物の入荷状況が遅れ出す・・・
なんとも先行きの見えないこの業界。今朝の新聞には石膏ボードの30%の値上げの情報が飛び込んで来ました。ど偉いことです。どうなることやら・・・。
7月、8月の福岡の住宅建築界隈はどんな感じだったの?
7月、8月ともにまあまあの棟数が上棟してます。戸建中心に動いてます。アパートは数件でした。戸建ての内訳は建売住宅と注文住宅の割合は8:2といったとこでしょうか。普通に建ってますね(笑)とある大工さんにお聞きした内容ですが某建売ビルダーの監督さんの話しでは「木材を国産に替えたけん普通に建てていくばい」みたいなことを仰られたと聞きました。認識の大きなズレに唖然としました
木材の入荷状況は?
正直なところプレカット会社さんには優先的に材は回っている印象ですね(ビルダーの監督さんの言ってる意味もわかる気がする???)でもプレカット屋さんの担当者さんの個人の日頃の努力によるものも大きいと思います。木材市場への入荷は相変わらず微量です。市場自体の今後の在り方が問われます(口銭商売、木材単価が上がれば上がるほど利益がでます。)全体的に角物(105×105)と間柱の3メートルものが不足というか入荷がない。野縁の30*45,45*45は少し回復ってとこでしょうか。単価は高止まりだと思います。
ある品物の入荷状況が遅れ出す
なんとなんとここに来てというか少し前よりベニヤ板や合板類の入荷が薄くなりとうとう針葉樹合板が各問屋さんにも配給制?な感じで流通されだしました。実際のところ7月後半に注文したところ、なんと各社の回答は在庫切れ予定なし。結果、お盆前の入荷分より回していただけました。この状況から見ても当たり前だったことが当たり前で一瞬でなくなる世界。数年前にこんな事態を誰が想像したことでしょう。
今後の状況は?
これを書いてるのは21年9月始め。弊社の納品件数は落ち着いてますが、9月中旬以降の予定は増加していきそうです。プレカット会社も10月まで加工が詰まっていると聞きます。ホワイトウッドの柱もカツカツ入荷して確保できているようですが又入荷が切れ出してくると聞きます。まだまだ価格が下がってくるには時間がかかりそうですね。